2022/07/11 17:11

7月の奈良の風景シリーズは、梅雨明けの月夜、花火が打ちあがる大仏殿を描きました。

構図はエクゼクティブプロデューサーCurrentが撮影した東大寺の鴟尾(しび)を細かく描写し、スプレー・アクリル絵の具・金粉・銀粉
を用いて描きました。
宇宙を連想させる星空に額から飛び出るダイナミックな花火が完成しました。

・・・東大寺の鴟尾について・・・
鴟尾はしゃちほこではなく、由来は架空の魚でそれを屋根に置くことで大仏殿が水中にあるように見立ててあります。
なぜ、見立ててあるかというと東大寺などの木造建築にとって火災は一番恐れる事態で、
建物が水中なあることで火災を防ぐというゲン担ぎだったという説があります。

作品はアートプロジェクトいろとりどり事務局、てのひらに展示しております。
近くに来られた際は、ぜひ、お立ち寄りください。